「 織仕事 」一覧

2016年

あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年は奈良で採れた綿を皆で紡ぎ、「奈良 木綿手紡ぎの会」として初めての布を

作ることができました。

出品した日本民藝館展での入選は果たせませんでしたが、形にしたことで今の課題が

はっきりして、次の布に向けての意欲が満ち満ちております。

新しい畑の準備も進んでいます。(畑仕事の助っ人大募集です)

充実した布ができるまでまだ道のりは遠いですが、今年も頑張ります。

 

2016.1.3  土屋

 

 

 

 

 

 

 


織り手を募集します。

奈良 木綿手紡ぎの会の布作りに力を貸してくださる方を募集します。

<趣旨>
木綿の手紡ぎ糸を使用して布の制作を手伝っていただける方を募集いたします。
なお、報酬は基本的にありません。紡ぎ手同様になんらかの形で還元を考えてはいますが、
奈良の畑から採れた綿で手紡ぎ手織りの布を作るという挑戦をご理解の上、
協力してくださる方を求めています。

<応募資格>
手織り経験者(着尺相当製織可能)で、自宅で織ることが可能な方。
織り機は和機が望ましい。要相談。簡易織り機は不可。
制作期間中は少なくとも週5時間以上は織り機に向かうことが可能な方。

<作業内容>

経巻きをした箱千切と緯糸をお渡ししますので、機ごしらえ、緯糸巻き、製織をしていただきます。

<その他>

その方の必要に応じて、手紡ぎ糸での作業に入る前に習熟期間を設けます。
その間は紡ぎの会の織り機を使用することも可能です。
技術指導はつちや織物所がいたします。
長期にわたり練習が必要な場合は費用をいただくこともあります。

織り機を拝見するため、ご自宅に伺う場合があります。

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布になる

 木々が色づき始め、秋の空気が気持ちよく、食欲が加速しております…。

 紡ぎ教室も、実りの秋。
 なんと、みなさんの紡いだ糸が布になりました!

 みなさんの紡いだ糸を集め、染め、つちやさんが織りあげ、『日本民藝館展』に応募をすることに。

 私も滑り込みセーフで、1綛ですが、参加することができました。
 つたない糸ながら、この布に織り込まれているかと思うと、本当に嬉しいかぎり。

 綿から糸へ……糸から布へ……1つ1つの段階を経て、1人1人の糸への思いが形になっていく姿は、感動的です。

 布のお披露目会では、布をひとしきり観たあと、美味しい食事をいただきました。

 教室のみなさんが、わいわいと楽しくおしゃべりをし、できあがった布を愛おしそうに眺めたり、触れたりしている姿は、私の脳裏に焼きついたのでした。

 そして、食欲も満たされたのでした。

西川 2015.11.3


日本民藝館展

実はこの夏からプロジェクトが進行しています。

昨年収穫した奈良産のわたを糸につむぎ、奈良木綿手紡ぎの会として初めての
一枚の布をつくって日本民藝館展に出品するというものです。

通常、多人数で作った糸を集めて織るということはしませんが、
どのような布になるにせよ、それが今私たちにできる布ですし、
それが見たいと思います。

夏の間みんなで紡ぎためて、各自の手加減の違いが表れて表情豊かな糸が
できています。それがなんとも愛らしい!これから染め、織りの準備に入ります。

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つちや  2015.9.17


藍を染めて思うこと

厳しい暑さも峠を越え、暦では立秋を過ぎ処暑に入りました。
七十二候では「綿柎開(わたのはなしべひらく)」
字のごとく、綿を包む柎(がくのことだそうです)が開き始める頃。
畑でも暦と違わず、去年と同じく今年もこの時期に最初の綿の実が開きました。

先日、染織の勉強をしているHさんから「藍が建ちました」とのことで、
紡いだ糸を持参して天理に行ってきました。

藍を「建てる」という言葉は耳にした事がありますが、それ自体が一体どういうことなのか、
彼女の話から、また後日調べてみたところから、「還元」とか「酸化」とか
化学の話に繋がることを知りました。

おおまかに・・・ですが、草木染めは一般的に染材を水に溶かし、
それを繊維に染み込ませ繊維と色素を結合させます。
一方藍のすくもの持つ色素(インジゴ)は水に溶けないので、
一旦色素を水に溶ける形にして繊維に染み込ませて(還元により水溶性にする)、
酸素にふれて酸化させることで再び繊維の中でインジゴに戻す、という染めの仕組みです。
その還元の方法のひとつが、微生物の力を借りて発酵させるというものです。

すくもに灰汁や小麦ふすまを混ぜて藍建てを行ったそうで、
微生物たちの好む環境に整えたり、栄養を与えたりと発酵を促しておよそ一週間、
染めることのできるサインとして藍甕に花が咲いたのです(写真の泡です)

染めは藍甕の中にそっと糸を沈め、糸の全てが液の中にあるように静かに手を動かします。
甕から引き上げてからは色の変化がめまぐるしく、瞬間的にあらわれては
移り変わっていく色に目を奪われながらも素早く糸を動かします。

手の中でおこる小さいけれど確かな変化には、目に見えないところで小さな生物たちの力を
借りているのだと思うと、染め上がった糸が一層愛おしく思えます。

細川    2015年8月25日

写真


自らの色

せっかく栽培から手がけているので、だからこそ得られる糸や布ができないかと
折に触れ考えている。これは実綿(まだ中に種を含んだ綿)を丸ごと染めてみたもの。
染めるといっても、いつものように他の草木から染液を取って染めるのではなくて、ふわふわの綿の中に含まれている種そのものの持っている色素だけの色です。要するに実綿を水に入れて煮て、媒染したわけです。いわば綿の自前の色。
写真ではわかりにくいかもしれないけれど、右半分の色が少し薄いのは、その部分を半年以上陽に当てていたから。媒染によってはあまり褪色していないものもある。ピンク系の色はあまり使うことはないものの、この色悪くないなと眺めている。

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ツチヤ      2015.8.18


織り

手紡ぎにも少し慣れて糸がたまってきたら、希望者は腰機で織ることができます。
織るための準備をする中で、自分の紡いだ糸の表情、切れやすい箇所、撚りの加減、
いろいろと感じ取ることができます。

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