始まりに

 穏やかな新年から一変し、冬らしい寒さがやってきましたね。

 今年も、紡ぎの教室が始まりました。

 教室では、昨年に収穫した綿の掃除をしています。

 各々、糸を紡ぐ前に、決まった綿の量を計り、綿についている枯れた葉っぱや、汚れている箇所を一つ一つ取っていきます。
黄色っぽくなっているところも取り除き、別に分けておきます。

 地道な作業ですが、手を動かしながらおしゃべりをしたり、黙々と集中している時間は案外と楽しいものです。

 何より、きれいな綿一歩近づいているのが嬉しく、何時間でもできそうです。

2016.2.2 西川

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紡ぎの一日

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年末年始の春のような暖かい日々から一転、日に日に寒くなり朝方の霜もきれいに降りています。

年が改まると今年の目標や計画など自然と沸き立ってきますが、
つちや織物所でもこの一年にやりたいこと、
進めていくことなど年末のうちから話をしていました。

そのひとつに、”一日ただひたすら糸を紡ぐ”ということがありました。
年明け早々の2日間を糸車に向かって過ごすことになりました。

一日紡いでいると、糸車を回す手や体の重心の持っていき方などに
一定の体のリズムができ糸も安定してゆきます。
静かな動きですが、やっている本人はジョギングでもしているかのように
運動をしている気分になってきます。

丹波布伝承館では、かつては一日根を詰めて紡ぐと約45匁(170g)、
一反分200匁を6日で紡いだと記してあったと記憶しています。
現在では一日20匁(70g)とありましたから、昔の人たちの
すごさがよくわかります。

もちろん糸の太さによりますが、細ければそれだけ時間がかかります。

さて、こちらはいつも紡ぎの会で紡いでいる糸より細めを意識して、
結果は一日(6時間半程)で約50gでした。

一反への道のりは遠い・・・ですが、新たな発見もあったり
有意義な2日間でした。

2016.1.17   細川


2016年

あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年は奈良で採れた綿を皆で紡ぎ、「奈良 木綿手紡ぎの会」として初めての布を

作ることができました。

出品した日本民藝館展での入選は果たせませんでしたが、形にしたことで今の課題が

はっきりして、次の布に向けての意欲が満ち満ちております。

新しい畑の準備も進んでいます。(畑仕事の助っ人大募集です)

充実した布ができるまでまだ道のりは遠いですが、今年も頑張ります。

 

2016.1.3  土屋

 

 

 

 

 

 

 


新しい畑で

早いもので、もう12月ですね。
今年は少し暖かい冬ですが、さざんかが鮮やかです。

原っぱだった新しい畑…うねもでき、畑らしくなってきました。

枯れた草や、根っこをガリガリと熊手でかき集めたり、シャベルでうねをととのえたりています。
あと何度か、トラクターで土を起こし、同じ作業を行います。

根気もいり重労働ですが、ここに再び、たくさんの綿が実をつけると思うと、頑張る気持ちが湧いてきます。

そして、ここで食べるお弁当は格別です。

 

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2015.12.22 西川

 

 

 


織り手を募集します。

奈良 木綿手紡ぎの会の布作りに力を貸してくださる方を募集します。

<趣旨>
木綿の手紡ぎ糸を使用して布の制作を手伝っていただける方を募集いたします。
なお、報酬は基本的にありません。紡ぎ手同様になんらかの形で還元を考えてはいますが、
奈良の畑から採れた綿で手紡ぎ手織りの布を作るという挑戦をご理解の上、
協力してくださる方を求めています。

<応募資格>
手織り経験者(着尺相当製織可能)で、自宅で織ることが可能な方。
織り機は和機が望ましい。要相談。簡易織り機は不可。
制作期間中は少なくとも週5時間以上は織り機に向かうことが可能な方。

<作業内容>

経巻きをした箱千切と緯糸をお渡ししますので、機ごしらえ、緯糸巻き、製織をしていただきます。

<その他>

その方の必要に応じて、手紡ぎ糸での作業に入る前に習熟期間を設けます。
その間は紡ぎの会の織り機を使用することも可能です。
技術指導はつちや織物所がいたします。
長期にわたり練習が必要な場合は費用をいただくこともあります。

織り機を拝見するため、ご自宅に伺う場合があります。

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灯しびとの集い

11月14日(土)、15日(日)に大阪・堺市にて開催されますクラフトフェア、
「灯しびとの集い」につちや織物所が出店します。

今年で7回目になる堺クラフトフェアですが、織物所で扱うアイテムの多くを
直接みなさまに手にとって見ていただけるよい機会として
つちや織物所も長くお世話になっています。

今年はこれまでの展示とは変わります。
せっせと紡ぎためた糸、”木綿の手紡ぎ糸”で織った布を中心に
ご紹介したいと準備しています。

手紡ぎの糸を使った布の質感、風合いを感じていただければと思います。

2015.11.13

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1月の3日教室のご案内

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2016年1月の3日教室は第2、3、4水曜日に変更になります。
通常は奇数月の第1、2、3水曜日に開催しています。

<3日教室>
綿を糸車で紡ぎ、その糸を使って小さな布を織る3回のコースです。

日時 
1月の会 1月13日(水)、20日(水)、27日(水)
     各日とも13:30~16:30

会費 12000円 (3日間分、綿代、お茶付)

定員 4名

場所 奈良木綿手紡ぎの会 教室
   奈良市山陵町652−6
    
3日教室終了後、各々のペースで紡ぎを継続できる時間も設けています。
お申込み、お問い合わせは、メールまたは電話でお願いいたします。

つちや織物所
tel 0742-81-7402
nuno@tsuchiya-orimono.com


布になる

 木々が色づき始め、秋の空気が気持ちよく、食欲が加速しております…。

 紡ぎ教室も、実りの秋。
 なんと、みなさんの紡いだ糸が布になりました!

 みなさんの紡いだ糸を集め、染め、つちやさんが織りあげ、『日本民藝館展』に応募をすることに。

 私も滑り込みセーフで、1綛ですが、参加することができました。
 つたない糸ながら、この布に織り込まれているかと思うと、本当に嬉しいかぎり。

 綿から糸へ……糸から布へ……1つ1つの段階を経て、1人1人の糸への思いが形になっていく姿は、感動的です。

 布のお披露目会では、布をひとしきり観たあと、美味しい食事をいただきました。

 教室のみなさんが、わいわいと楽しくおしゃべりをし、できあがった布を愛おしそうに眺めたり、触れたりしている姿は、私の脳裏に焼きついたのでした。

 そして、食欲も満たされたのでした。

西川 2015.11.3


綿摘みの報告です

綿畑の話が続きますが、ブログでお知らせしていた9月、10月の3回にわたる収穫が終わりました。

見事に秋晴れが続いていたこの秋の天気ですが、どういう訳か予定していた日が
すべて雨の影響を受けることになってしまい、濡れた綿を収穫する日もありました。

水に濡れると萼(がく)などの色素で繊維が染まることもあります。
そのため雨を避け、朝露も乾き、十分に乾燥した状態で収穫するのがよく、
また収穫後は床に広げて天日をあてて数日、しっかりと乾燥させます。
綿の繊維だけでなく、中の種も乾燥させることで、
綿繰り(種をとる)など次の作業がしやすくなります。

次々に弾けてゆく綿ですが、何度か綿摘みをしていると、野菜や果物の食べ頃のように、
綿の弾け方にも摘み頃というのか、そんな様子も見えてきます。

良い状態で綿摘みをするには、収穫期にはできるだけ日々畑に
足を運ぶことが大切なのだと実感します。
綿畑を専業でやるわけではないので難しいことですが、
来年は工房近くに畑が引越しますから、今年とは様子がかわりそうです。

今後もまだまだ収穫は続きますが、ひとまず10月までを終えてほっとひと息、
摘み終えた綿を前にお茶の時間です。

広い畑でひとりふたりでは途方に暮れることも、人出があると楽しく気持ちの良い作業です。
綿摘みのお手伝いをしていただいたみなさま、ありがとうございました!

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2015年11月1日 細川


新しい畑の準備をはじめました。

奈良市鹿野園町の綿畑では収穫が続いています。それと同時に、来年は工房の近くに綿畑を移そうと新しい畑の準備を始めています。周囲に田畑の多い土地柄なので、ありがたいことにとても気持ちのいい畑を貸して頂くことができました。現状は草だらけですが、こうして何年も耕作されなかった土地は肥えているとききます。それを励みにこの野原を畑にしていきます。

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つちや 2015.10.20