奈良の綿

実りの秋ですね。織物所の周りでは柿が色づき、とても美味しそうです。

畑の綿も収穫の時期を迎え、綿摘みが始まりました。

そして、私も、昨年に奈良で作った綿(奈良の綿)を紡がせて貰うことになりました。

今まで紡いでいた綿は岐阜県の綿で、繊維が太めでしっかりした糸ができあがります。

奈良の綿は繊維が柔らかく、綿菓子のような…動物のような…とてもフワフワした綿です。
そのうえ、種から大切に育てられたとあって、「おー、よしよし。」と、何だか今までと違った感情が…。
紡ぎの教室でも「かわいい!」との声があがります。

不思議ですが、綿を眺めたり、触れたりすることで、癒されていく感覚があります。

奈良の綿、大事に紡ぎたいと思います。

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西川 2015.10.6


今年の収穫は・・・

すっかり秋らしい気候になりました。

畑の綿も稔りの季節。
HPでもお知らせしていましたが、
明日は今年初めての綿摘みの日となります。

すでに一株が大人の背丈ほどに成長していますが、
綿が弾けていく順番は株の根元の方からで、
徐々に上へ上へと移っていきます。
なので9月の収穫は、しゃがみこんで・・・
ということが自然と多くなります。

昨年は年内いっぱい(年が明けてからも)収穫することが
できましたが、綿の状態と品質がよいのはやはり最盛期の
10月頃のものでした。

10月の綿摘みも、定員いっぱいとなりましたので
締め切りとさせていただきました。
お申し込みありがとうございました。

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細川 2015年9月23日


日本民藝館展

実はこの夏からプロジェクトが進行しています。

昨年収穫した奈良産のわたを糸につむぎ、奈良木綿手紡ぎの会として初めての
一枚の布をつくって日本民藝館展に出品するというものです。

通常、多人数で作った糸を集めて織るということはしませんが、
どのような布になるにせよ、それが今私たちにできる布ですし、
それが見たいと思います。

夏の間みんなで紡ぎためて、各自の手加減の違いが表れて表情豊かな糸が
できています。それがなんとも愛らしい!これから染め、織りの準備に入ります。

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つちや  2015.9.17


綿摘みのご案内

5月に蒔いた種が収穫の季節を迎えました。
若草山を遠くに望む綿畑です。
秋の一日、一緒に綿摘みをしませんか?

日時:9月24日(木)、10月11日(日)、10月28日(水)
   9時~15時頃
   雨天の場合はそれぞれ翌日に変更とします。
場所:奈良市鹿野園町(奈良駅より車で15分程)
参加費:500円(お茶、綿のたね付)+850円(お弁当代)

畑には日影がありませんので、長そで、長ズボン、帽子でお越しください。
また、足場の悪いところもありますので汚れてもいいスニーカー、長靴でお願いします。

9時頃から作業を始めています。
都合のよい時間にお越しいただいて構いませんが、
おいしいお弁当を用意していますので、ぜひ一日ご参加ください。

お申し込みは、電話、メールにてお願いいたします。
詳しい住所などご案内します。

つちや織物所 
電話  0742−81−4702
メール nuno@tsuchiya-orimono.com

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           綿がはじけるまでもう少しです


綛にする

あの猛暑が嘘のように、夏に蓮が咲いていた鉢の中では、産まれたばかりのメダカが涼しげに泳いでいますよ。

気がつけば、デコボコながらも、たくさんの糸が紡げました。
ある程度紡げたら、糸を“綛(かせ)”という形に整えていきます。

綛とは、綛あげ機という道具を使い、糸を輪っかにし、まとめていきます。
教室では、〈200回巻いて、重さが20g〉という基準を設けています。そうすることで、糸の太さの目安がわかり、だいたいの長さも把握できるそうです。

糸を散らしながら、クルクルクルクルと巻いていきます。途中、回数を間違えそうになりながらも、巻くことができました。

私の第1号の綛は…………35gでした〜。
太い糸が多く、重くなってしまいました。

そして、第2号は…………20g!!
やった〜!!と喜んだのもつかの間、太い糸と細い糸が、ほどよく混ざり合っていたようです(笑)

綛にすると数字で表されるので、緊張感もでてきますね。
けれど、「糸になったんだなぁ。」という実感と嬉しさが、ますます増幅しました。

まだまだ、ワクワクです。

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西川 2015.9.1


藍を染めて思うこと

厳しい暑さも峠を越え、暦では立秋を過ぎ処暑に入りました。
七十二候では「綿柎開(わたのはなしべひらく)」
字のごとく、綿を包む柎(がくのことだそうです)が開き始める頃。
畑でも暦と違わず、去年と同じく今年もこの時期に最初の綿の実が開きました。

先日、染織の勉強をしているHさんから「藍が建ちました」とのことで、
紡いだ糸を持参して天理に行ってきました。

藍を「建てる」という言葉は耳にした事がありますが、それ自体が一体どういうことなのか、
彼女の話から、また後日調べてみたところから、「還元」とか「酸化」とか
化学の話に繋がることを知りました。

おおまかに・・・ですが、草木染めは一般的に染材を水に溶かし、
それを繊維に染み込ませ繊維と色素を結合させます。
一方藍のすくもの持つ色素(インジゴ)は水に溶けないので、
一旦色素を水に溶ける形にして繊維に染み込ませて(還元により水溶性にする)、
酸素にふれて酸化させることで再び繊維の中でインジゴに戻す、という染めの仕組みです。
その還元の方法のひとつが、微生物の力を借りて発酵させるというものです。

すくもに灰汁や小麦ふすまを混ぜて藍建てを行ったそうで、
微生物たちの好む環境に整えたり、栄養を与えたりと発酵を促しておよそ一週間、
染めることのできるサインとして藍甕に花が咲いたのです(写真の泡です)

染めは藍甕の中にそっと糸を沈め、糸の全てが液の中にあるように静かに手を動かします。
甕から引き上げてからは色の変化がめまぐるしく、瞬間的にあらわれては
移り変わっていく色に目を奪われながらも素早く糸を動かします。

手の中でおこる小さいけれど確かな変化には、目に見えないところで小さな生物たちの力を
借りているのだと思うと、染め上がった糸が一層愛おしく思えます。

細川    2015年8月25日

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自らの色

せっかく栽培から手がけているので、だからこそ得られる糸や布ができないかと
折に触れ考えている。これは実綿(まだ中に種を含んだ綿)を丸ごと染めてみたもの。
染めるといっても、いつものように他の草木から染液を取って染めるのではなくて、ふわふわの綿の中に含まれている種そのものの持っている色素だけの色です。要するに実綿を水に入れて煮て、媒染したわけです。いわば綿の自前の色。
写真ではわかりにくいかもしれないけれど、右半分の色が少し薄いのは、その部分を半年以上陽に当てていたから。媒染によってはあまり褪色していないものもある。ピンク系の色はあまり使うことはないものの、この色悪くないなと眺めている。

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ツチヤ      2015.8.18


だんだんと。

つちや織物所にも、暑い夏がやってきました!
青竹がぐんぐん伸び、教室のある2階まで顔を覗かせています。

紡ぎ始めてから、だいぶ変化があらわれてきました。バラバラの太さの糸から、細い糸になり始め、切れる回数も減っています。(あくまでも)パッと見ると綺麗なので、自分でもニヤッとしてしまいます。

ですが……なんと……糸の太さを自分で調整できるとのこと!綿と紡ぎ車に任せ、太さは自然に紡がれると思っていた私には衝撃的な事実‼︎
教室では、できる方がいるので、羨望の眼差しでマジマジと見ています。
そして、意識をしながら紡いでみましたが、残念ながらままなりませんでした。
その感覚を手に入れるのは、まだ先になりそうなので、今は安定した糸を目指そうと思います。

西川   2015年8月4日

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開花

台風と共に梅雨も過ぎ去ったようで、すっかり夏の空となりました。

綿の畑は、台風対策に支柱にしっかりと固定していたので、
無事にやり過ごすことができたようです。

7月に入り気温の高くなるにつれ、ぐんぐん成長して花をつけている株も
ちらほらと出てきました。

綿はアオイ科に属するので、同じ科のフヨウやムクゲ、またはオクラの花に
よく似ています。
1日花なのですが、朝に花開いた時にはうっすらと黄味を帯びている花も、
夕方にはピンクに染まっている、といった感じの変化を見せてくれます。
写真は赤綿の花の様子で、花弁から雄しべ雌しべまで白く、涼しげな印象です。

開花より40〜50日程で実がはじけ白い綿が顔を覗かせます。
これからの時期は株の根元の方から次々に花開く様子が楽しめそうです。

赤綿の花
                           細川 2015年7月22日


7月はじめの綿畑

虫の被害に遭い、種まきをし直すということがありましたが、その後は徐々に被害も収まり
今では240株すべてが揃ってひと安心しています。種まき時期の違いから大きさも様々ですが、
順調に葉を広げています。これからしばらくは雑草取りに励みます。

土屋        2015年7月7日

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